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女性文学に出会った!
 以前よく行った、大丸デパートのイタリアンレストランではイタリア語が飛び交い、活気が溢れている。男女共若い店員が頑張っている。そんな中、よく私達にアルバイト店員の女子大生が人懐っこく対応してくれていた。なかなかワインの知識も豊富でイタリア語も堪能らしい。何回か通ううちに親しく話すようになった。もうすぐ卒業するので、向田邦子を卒論のテーマにすると言う。向田邦子と言うと、かなり前航空機事故で亡くなった作家だなあと思い出す。そして、卒論のテーマに作家を取り上げることがちょっと意外な感じを受けた。
 次の日早速本屋で向田邦子の書を探す。人気テレビ番組だった寺内貫太郎一家の作者だったことを知る。ストーリーの先入観をなくすために知らないタイトルのもの一冊を購入した。読み始めてすぐ文面に引き込まれ、はまったなと感じる。向田邦子はものすごく遅筆とのことで出版数は少なく、全部買って読みあさった。
 私が本を選ぶ時、作家や男女別や内容などあまり気にしない。
以前は、何とも異様な世界感の筒井康隆、ショートストーリーの星新一、透明感のある色彩表現が巧みな宮沢賢治等々に凝ったことがあったけど、女性作家に凝るのは初めて。
 私と本との出会いは回りの人からの情報で買うことが多い。徳川家康も友達との会話の中から読む気になり、ハリーポッターは友人の娘さんが映画より面白いと言うので買い、両方共完読した。肌に合わない時は途中で投げ出してしまうから、まず一冊、上下なら上のみ買う。瀬戸内寂聴の源氏物語は、どの会話も寂聴の声になり寂聴の顔が浮かび、三分の一で諦めた。電車男もパソコン画面に疲れゴールしなかった。ドストエフスキーは暗く重たく、読み終えるとぐったり。
 向田邦子の世界に出会ってから、女性作家の作品に興味がわく。本屋の棚の前でも自然と女性作家の名前を探し、新しい出会いを期待する。繊細な文章を書くと聞く幸田文、氷点の三浦綾子を試すが二冊止まりであった。今読んでいるテレビ番組の御宿かわせみの作家平岩弓枝はしばらく読み続けそうな気配はある。
 私と向田邦子との出会いを仲立ちした、あの女子大生は社会人となって頑張っている。とっても豊かな感性の持ち主なので、どんな職場でも成功を収めるに違いない。いつか彼女が書いた卒論のテーマ"向田邦子"をぜひ読んでみたいものだ。
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