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エッセイ

自分発見
 10年程前、気の置けない友人二人とお酒を飲んでいた。
ひとしきりお互いの近況報告を終え、最近読んだ本の話になった。二人は口を揃えて「徳川家康は面白い」と言う。今、サラリーマンの間でもちょっとしたブームになっているとのこと。出世のための戦略に参考になるらしい。 早速全26巻を買いそろえ読み始めた。通勤の車内やベットの中で1年近くかかり、読み終えた。 
 その頃の私は、理由も根拠も漠然としているのに、自己否定をしていた。頂点に立つ人や偉くなる人と、自分は人種が違うんだと、常に自分を卑下していた気がする。
ある時社内研修で行った自分発見のアンケート調査の答えをチャート図で表すと、自分を嫌っている結果が出た。
家康は幼少の頃人質として織田信長の家に預けられていた。その間家臣であった三河武士は、何時か主が戻ってきた時のため、生活の糧に農作業をしながら、体も鍛え待ち続けた。
実直な家臣を家康は大切にした。そのことが主を思いやる心、そして徳川家を思いやる心となり、忠誠心を作った。
家臣はそれぞれが個性を持ち、得意な分野を持ち、それを生かす。武芸の達人、戦略家、算術に長けている者、そして指南役の長老は家康を叱り飛ばす者もいる。
家臣が一体となり家康を支えることで、徳川家の安泰は続いた。
 本を読み進むうちに、私は人はそれぞれの役割を持って生まれたことに気づく。
頭をガーンと殴られて眼から鱗がポロリと落ち、胸のつかえが取れ、心は軽くなっている自分がいた。なんだそうだったんだ・・・ない物ねだりをして、そして人を羨んでいたんだ。
もう一つは、登場人物の武士道から成る潔さが心に焼きついた。
後悔しない人生を送るには、いかに潔く生きるかにかかっている。私が何か人生の選択を迫られた時、この考えが指標になっているようだ。
また機会があったら、もう一度自分発見のアンケート調査を試したい。少し、今の自分が好きになっているかも。
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