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エッセイ

母
大久保靖子(3運)
 私を生んで19年、「のん気な母さん」こんな言葉がぴったりの母。何をするのものんびりで、このため一番つらい思いをするのが夕飯です。みんなすきっ腹をかかえ、父なんか目を引っ込ませて、ささやかなごちそうを待っているのに、いっこうに「ごはんだよ―」の声がかからず・・・なんてしょっちゅうでした。万事がそんな調子の母ですが、おてんばだった私を、ケガもさせないでここまで育ててくれました。母は動物好きで、トラねこを3匹も飼っています。ノラねこを「ノラ」と名付け家に入れたり、子ねこが生まれても、捨てることができずそのまま育ててしまったり子供達が大きくなって、手がかからなくなり、寂しいのでしょう。「ねこは口ごたえしないから、あんたたちよりかわいいよ」なんていいながら、かわいがっています。
 母の涙を見たのは、たった一度だけです。私が小学生のころ母のおとうさんが死んだとき、泣いている母を見ても何もしてやれず、そんな姿がかわいそうだったのか、私も泣けてしまいました。「昔はふとんの中で、よく泣いたものだよ」と昔話をするときは、なぜか楽しそう。家のためにとアルバイトもよく行っていました。そんな母に感謝しなくてはと思いながらも、顔を合わせば口げんかです。今は離れているので、けんかもあまりできません。いつも父をたよっている母、父と共にいつまでも長生きしてほしいと思います。


 あとがき
 この随想は札幌市外電話局に入社後、すぐに社内誌に書いたものです。近所に住む元同僚のご主人が、「荷物を整理してたら出てきた」と手渡してくれました。読み返すと、何とも稚拙な文章、そして平仮名が多いなぁとの第一印象ですが、なかなか優しいストーリーに仕上がっているな、とも思えました。父母共に他界していますが、この随想の出現で父母の思い出の時間がもたらされました。
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